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2006年 07月 10日
まちのかおの紹介、今日は新湊市の「東橋」です。
内川に架かる「東橋」 ・・・ 設計者:セザール・ポルテラ(スペイン) 新湊市の市街地を流れる内川は、回船業が栄えた時代には運河として利用されてきた歴史があり、地域の生活に密着した川の風情は、多くの人に愛されてきました。 新湊市では、この内川に架かる東橋を改修するにあたって、スペインの建築家セザール・ポルテラ氏に基本デザインを依頼し、珍しい屋根のある橋が完成しました。 内川にはたくさんの橋が架かっています。 手の形をしたオブジェが立つ橋、ステンドグラス(風?)の装飾がされた橋などなど・・・。そのひとつであるこの東橋は歩行者専用の橋です。 歴史的な景観の残る内川に架かる橋として、川の両側に建つ「家並み」と、川を通過する「船」がプロジェクトのキーワードになったそうです。そして、橋の上から行き交う船を眺められる屋根つきの橋と、両端には通行者の交流を促すサロンとなる「東屋」から成る橋が出来上がりました。 歩行者専用の橋のため、入り口にはポールが立てられています。しかし、自転車は通れます。橋は、真ん中が自転車、両脇が歩行者とゾーニングされています。 (個人的に、この規則正しい柱と梁の構成を見ると瑞龍寺の回廊を思出だしました。余談ですが、ダニエル・リベスキンドが瑞龍寺の回廊を見て「ん~、composition~」と、うなったそうです。compositionってどういう意味でしょう?) 両端の東屋はベンチが設けられ、ガラス張りのため行き交う漁船などを眺めることができます。また、日が落ちて照明が点灯されると休憩所全体が大きな提灯となって浮かぴ上がります。 橋の基礎部にはスペイン産の桜御影石を張ったり、屋根の上には大陽と月をデザインした風見を取り付けるなど、エキゾチックな外観を見せながらも、東橋は、周囲の家並みにもよく調和しています。 当時はべンガラ色に塗られたこの橋もだいぶん色が褪せてきたようです。また、木造のため傷みも出てきたらしいのですが、こんな風にきれいに補修してあるのを見ると、「この橋は可愛がられているんだなぁ。」と思いました。 当時はこんなに鮮やかでした。
by icctoyama
| 2006-07-10 17:10
| まちのかお
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